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フライフィッシングって何?

フライフィッシングは聞いたことはあるけど、やったことはないという人が多い釣りではないでしょうか。釣り場所が限られているのと、専用のタックルが必要ですので、あまり馴染みがないかもしれません。今回はフライフィッシングについて解説しますので、これを機にはじめてみませんか。

■フライフィッシングとは?

フライフィッシングとは、フライと呼ばれる昆虫を模した毛針を使って行う釣りのことです。名前からもわかるように日本発祥の釣りではなく、欧米発祥の釣りになります。フライフィッシングはおもに渓流でする釣りで、普通はニジマス・イワナ・ヤマメ・ハヤ・オイカワなどを対象とします。多くはありませんが、ブラックバスやブルーギルといった魚が狙われることもあります。そして実は海で使われることもあり、そのときはシーバス・ヒラメ・メバル・シイラ・カツオ・マグロといった魚がその対象となります。

■フライフィッシングの特徴
自作もできる毛針

フライフィッシングは欧米発祥の釣りとお伝えしました。欧米と日本では生息している魚も、その魚が捕食する虫の種類も違います。そのため、日本の魚に合わせた毛針を使用する必要があるんですね。フライフィッシングを嗜む人の中には、自分で毛針を自作する「フライタイイング」をしている人もいます。自作の毛針で釣ったときの喜びは、既製品で釣ったときと比べ、喜びが何倍にもなるといっていいでしょう。

特徴的なキャストの仕方

フライフィッシングはラインと毛針だけのシンプルな仕掛けで、おもりがありません。通常の釣りでは、仕掛けにある程度の重さがないと遠くまでキャストすることができません。毛針には重さがありませんが、ラインにある程度の重さがあり、それとロッドのしなりを利用して遠くまでキャスティングします。狙った場所に上手にキャスティングできるようになるには、ある程度の練習が必要になります。ラインをたくみに操ってキャスティングする様は美しく、フライフィッシング唯一のものです。

毛針の操作

毛針は昆虫を模したものですので、いかに魚に本物の虫と勘違いさせるかというところが、釣れるかどうかの大きなポイントになります。ルアーフィッシングと似ている部分もありますが、フライフィッシングでは川の流れを読んだり、昆虫の自然な動きを演出することで魚を釣っていくのです。多くの渓流の魚は透明度の高い水に住むため、その姿を目視で見つけられることも多く、魚に気づかれないように目の前に毛針を落として、釣り上げるという楽しみ方もあります。

フライフィッシングの釣り道具
フライロッド

フライロッドはフライフィッシング専用の竿のことです。フライロッドは番手があり、その番手によって使用可能なフライラインが決まります。例えば、1番のロッドなら1番のフライラインを使うといった具合です。どの番手にするかは、釣りたい魚で決めるといいでしょう。初心者はイワナ・ヤマメ・オイカワなどがメインになると思いますので、1から4番手を選びましょう。もう少し大物を狙うようになったら、それ以上のものに手を出していけばいいでしょう。

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フライリール

フライリールは、一般的によく使われているスピニングリールなどとは少し違った形をしています。タイコリールに似ていますが微妙な違いがあります。魚がヒットしても、基本的には普通のリールのように巻かず、糸を手でたぐり寄せることで、魚を釣り上げます。もし大物がかかったときは、リールを巻くこともあります。フライリールも使用できるフライラインが決まっているため、ロッドが決まれば必然的にラインやリールが決まる形になります。

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フライ

フライは餌と針がセットになったものです。初心者は既製品を買うほうがお手軽です。狙う魚や状況によって適切なフライも変わってくるため、セットになったものを持っておくと色々試せていいでしょう。

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タイイングバイス
ある程度フライフィッシングに慣れてきたら、ぜひタイイングにも挑戦してみてください。釣りの楽しみの幅が広がります。

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タイイングマテリアル

タイイングマテリアルは、タイイングに使われる針や鳥の羽や動物の毛などの装飾品のことをいいます。フライフック・タイイングスレッド・ハックル・ダビング材・ビーズなど様々なパーツから構成されています。まずは自分が作りたい昆虫を決め、それに似た材料を集めていくといいでしょう。

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ウェーダー
ウェーダーは、オーバーオールのような形をしていて、着ていると防水効果で服が濡れません。ウェーダーは体が濡れるのを防ぐだけではなく、体温が下がるのを防ぐ役割もあります。気温が低い時期は体温の低下により気分が悪くなる可能性もありますので、安全な釣りをするためにウェーダーを着用することをおすすめします。

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■まとめ
フライフィッシングで釣る魚たちは、多くの場合きれいな水の川にしか生息せず、そういった場所は得てして自然が豊かです。木々に囲まれ、静かな自然の中でするフライフィッシングは、もし釣れなくてもそれだけで満足できるものです。是非挑戦してみてください。